梅雨が明け、いよいよ夏本番!子ども達は、カブトムシの観察や水あそびなど、夏ならではの遊びを楽しんでいます。そこで、ご家庭でも出来る感触遊びの紹介を3つしたいと思います。
一つ目は、寒天遊びです。
①水に食紅と寒天の粉を入れて混ぜ合わせる。
②1を鍋に移し中火にかけ、かき混ぜなながら溶かす。
③沸騰したら、吹きこぼれないくらいの火加減にし、沸騰させたまま2分程度、火にかける。
火を止めて粗熱を取り、タッパーや牛乳パックに流し入れる。常温のまま置いて固まったら出来上がり。その後、冷蔵庫で冷やすとひんやり気持ちいい感触も味わえます。
※水量や厚みや製氷皿やプリンの型など容器の形を調整して、色々な型うあ形の寒天を作ってみると感触の違いを楽しむことが出来たり、遊びの幅も広がっていきます。
2つ目は、ふにゃふにゃ、タプタプ、水の独特な感触を楽しめる簡単お手玉
①ビニール袋の口側の2つの角をそれぞれ結ぶ。
②水が漏れないよう更にビニール袋に入れて、結んで止める。
③2に油性ペンで自由に顔を描いたり、ビニールテープ、シールで飾り付けたら出来上がり。
お手玉のようにそっと投げたり、受け取ったりして遊んでみましょう。
※絵の具や食紅で色付けした水を入れたり、ビニール袋のサイズを変えればまた違った雰囲気が楽しめます。
3つ目は、筆いらずの色あそび
①氷皿に絵の具や食紅を入れてから、水を足してよくかき混ぜる。ラップを二重に巻き、ラップの上から爪楊枝(ストロー)を刺して凍らせる。
②1が凍ったら、ラップを外し、爪楊枝(ストロー)をつまんで画用紙に好きな色の氷でお絵描きしてみましょう。
※爪楊枝を使用する際、氷を口へ入れないなど、安全面に配慮します。
プリンやゼリーのカップで大きい氷を作ったり、色々な色を混ぜてみるとおもしろい発見があるかもしれません。戸外で大きい紙を広げてお絵描きすると楽しめそうです。
ぜひ、ご家庭でも夏ならではの遊びを楽しんで下さい。
●夏の感染症について
7月から9月に流行する感染症は、「手足口病」「ヘルパンギーナ」「アデノウイルス(プール熱)」が3大夏風邪と言われています。そこで、それぞれの症状をお知らせします。
手足口病は、手・足・口に発疹や潰瘍が出来る病気の総称です。おしりに発疹が出るタイプや口の発疹が出ないタイプなどもあります。急に38度台の発熱があり、口の痛み、手足やお尻に発疹が見られるようになり、熱は1から2日出ない場合もあります。痛みで食欲不振が強いと脱水の危険もあるので注意が必要。ヘルパンギーナは、エンテロウイルスという喉の中に長く居座るウイルスが原因なので、喉からつながる口の中に発疹ができ、下痢などお腹の症状が出る場合もあります。突然38度以上の熱が出て喉の奥が赤くなり、喉や口内、口唇特異的な発疹や潰瘍ができ、痛みのもあります。
プール熱は、正式名称が咽頭結膜炎ですが、プールの水を介して感染しやすいことから「プール熱」と言われています。アデノウイルスが原因の感染症で、感染力が強く、高熱、喉の発疹、充血や目ヤニなど目の炎症を起こします。39~40度の熱を出しますが、比較的元気なのが特徴です。身体が小さな子どもは、症状が急変することもありますので、早めの受診をすることが大事です。