目の愛護デー【保健委員会】

 

10月10日は目の愛護デーです。1947年に中央盲人福祉協会が制定した記念日です。「10」という数字を横にした時の形が眉毛と目に見えることが由来となっています。

 

目の病気やその予防などの知識の普及や失明者に対する福祉活動などを知ってもらう目的があります。最近では、スマホやパソコンなどデジタル機器を見る時間が長くなり、目に負担がかかっている方も多いので、目を労わる機会としても知られています。今回は、子どもに多い目の病気についてお知らせします。

・流行り目

ウイルス感染などで目が充血し、目やにがたくさん出る病気です。風邪に似た症状が現れることもあります。目をこすったり手や物を介して他の人にうつることもあるので、こまめに手を洗ったり、タオルは別の物を使用したりして予防しましょう。

・ものもらい

汗を分泌している汗腺に細菌が入ったり脂の出る出口がつまって、炎症を起こしたり、化膿した状態がものもらいです。まぶたが赤く腫れて痛みます。ほとんどは抗生物質の点眼薬でや軟膏で治ります。

・逆まつげ

子どもはまぶたが厚いため、まつげが内側を向いてしまい、眼球の表面に触れることがあります。眼にまつげが当たっても子どものまつげは毛質が柔らかいため、本人はあまり気にしませんが、涙の量が多かったり、まぶしかったりすることで気づきます。

・眼精疲労

目の疲れがなかなか取れず、目がぼやけたりかすんだり、目が痛んだり充血したり、涙が異常に出ます。肩こりや頭痛、吐き気がある場合もあります。合わない眼鏡やコンタクトを使用したり、ドライアイや緑内障、白内障などの病気が原因のこともあります。睡眠をしっかりととることで、目を自然と休めることができます。この機会に目を労わる習慣をつけてみて下さい。