お楽しみクッキングの様子と年末年始の食習慣について【食育委員会】

保育園では毎年12月~3月にかけて、全クラスで「お楽しみクッキング」として

クッキング活動を行っています!子どもたちは毎年楽しみにしてくれている食育の一つです☆

0・1歳児クラスのクッキングの様子をご紹介します!

今年は“野菜スープ”を作りました!野菜スープに入る野菜は、人参・もやし・キャベツ・しめじです。

人参はスティック状に切ったものをポキポキ折ってもらい、その他の野菜は、小さくちぎってもらいました♪

人参を折るのが難しい子は先生と一緒に☆

 

しめじの触感が気に入って、しめじばかりちぎる子や、にんじんをそのまま食べようと口に入れる子など

色んな姿が見られました。

野菜を折って、ちぎった後には、お鍋で野菜が煮える様子も近くで見ました♪

湯気の出ているお鍋をじーっと観察・・・

 

お野菜が煮えたらスープに味付けをして、試食しました♪

普段は野菜が苦手な子も自分で作った野菜スープは美味しかったようで、しっかり完食していました!

園長先生や大谷先生にも食べてもらい、「美味しかったよー!」と感想をいただくと、

子ども達はとても嬉しそうで、満足げな顔でした☆

他のクラスでもクッキングを計画中です♪楽しみにしていてください☆

 

さて、2020年も早いものであと3日となりました。

食育委員会より、年末年始の食習慣についてご紹介したいと思います!

1つ目は大晦日に食べる『年越しそば』です。

 

細く長いそばを食べれば、寿命が延びる等の縁起を担ぎ、切れやすいそばは1年の労苦や災厄を切り捨てる

といういわれがあります。年越しそばを食べる時間の決まりはなく12月31日の間に食べてしまえばいつでも

いいとされています。

 

2つ目は『おせち料理』です。

おせちは皆さんご存じの通り、一つ一つの料理・食材に“願い”が込められています。

一部ですが紹介させて頂きます。

〇数の子:多くの卵が付いている数の子は、子孫繁栄や子宝に恵まれることを願う食材です。

〇栗きんとん:栗は「勝ち栗」と呼ばれる縁起物です。「金団」と書き、黄金色で縁起が良く、金銀財宝を

連想させることから蓄財に繋がるとされています。

〇伊達巻:「伊達」とは華やかという意味があり、昔の伊達者(しゃれ者)たちの着物に似ていたので、

伊達巻と呼ばれるようになったと言われています。巻き物が書物や掛軸に通じることから、知識や

文学の発達への願いが込められています。

〇海老:海老はそのマルク曲がっている姿から、腰が曲がるまで長生きできるよう願いが込められています。

また、身が赤く美しいことから縁起物や魔除けの意味もあります。

 

3つ目は『おとそ・お神酒」です。

おとそは中国から伝わった薬酒で、漢字では“お屠蘇”と書きます。邪気を払って長寿と健康を願って飲んだと

言われています。お神酒は日本酒のことでおとそとは別物です。お神酒は、儀式のときに神様にお供えしてから

みんなで分けます。

最後は『餅入り雑煮』です。

餅は一年の幸せをもたらしてくれるという年神様への供え物で“年玉(年魂)”とも言われます。年神様が宿ると

される餅を食べ、新しい命をいただくという意味があります。

雑煮は、まず胃を落ち着かせるために酒宴のはじめに出されていたものが、正月用の料理に転じたとされて

います。汁や具は地方の特色が色濃くあらわれています。

福岡には“博多雑煮”があります。

焼きあご(とびうお)でとっただしにブリを入れます。餅は丸もちです。かつお菜・かまぼこ・さといも・人参・

大根・椎茸など具だくさんです。具は各家庭で若干違いますが、かつお菜だけは付き物です。かつお菜は、博多

に古くから伝わる野菜で高菜の仲間です。

ぶりは「ヤズからイナダ、ハマチ、最後にブリ」と大きさによって名前が変わっていく出世魚で、めでたい席

の料理に使われますが、博多雑煮でも欠かせない材料です。博多では、お嫁さんの里に年末大きなブリを持って

いく風習がありました。そのため正月のおせちの材料や雑煮に使用されるようになったとも言われています。

 

年末年始、お子さまと過ごされる中で一つの話題として、上に書いた「伝統的な食習慣」について、

お話してあげて下さい♪

ご家族でよいお正月をお迎えください。

来年もどうぞよろしくお願い致します。