今日は何の日?

寒さを吹き飛ばすように元気に遊ぶ子ども達、「ひこうき!」と誰かが叫ぶと、一斉に足を止め、視線は空へ。冬の澄んだ青空がどこまでも広がっています。

さて、最初は十二月の「今日は何の日?」をご紹介します。

  • 12月3日は、奇術の日

奇術を行う際の駆け声「ワン、ツー、スリー!」にちなんで、日本で唯一のプロマジシャンの組織、日本奇術委員会が1990年に制定しました。マジックはお楽しみ会などで、子どもに大人気の出し物の一つです。園でも誕生会のお楽しみで取り入れることがありますが、みんな笑顔いっぱい盛り上がっています。

  • 12月6日は、音の日


1877年トーマス・エジソンが自身が発明した蓄音機で録音・再生に成功しました。それを記念して、日本オーデオ協会などが定めました。

  • 12月12日は、漢字の日

いい(1)字(2)いち(1)字(2)の語呂合わせから、日本漢字能力検定協会が1995年に制定しました。毎年、その年の世相を表す漢字を全国から募集し、この日に京都・清水寺で「今年の漢字」として紹介しています。

 

  • 12月16日は電話創業の日

1890年のこの日、東京市内と横浜市内及び両市間で日本初の電話が開通しました。加入電話は東京155台、横浜42台、公衆電話は16台で、電話交換手がつなぐ方式でした。当時は米15㎏が1円前後のところ、市内通話の年額使用料は定額で東京40円、横浜35円と高額でした。

  • 12月17日は、飛行機の日

1903年アメリカのライト兄弟がエンジン付きの飛行機で世界初の有人飛行に成功しました。

  • 12月21日は、回文の日

上から読んでも下から読んでも同じ読みになる回文。「1221」が回文のようになっていることから、回文俳句の作家である宮崎二健が制定しました。「とまと」や「こねこ」など簡単な言葉から色々な回文を探してみてはいかがでしょうか。

 

 

  • 12月21日は、冬至

1年で最も昼が短く、夜が長い日です。太陽の光が一番弱くなる日として昔から厄を祓う様々な風習があります。この日にカボチャを食べたり、柚子を入れたお風呂に入ったりすると風邪をひかない丈夫な体になると言われています。

  • 12月25日は、クリスマス

イエス・キリストの誕生日を祝う日です。古くから世界各地で行われていた冬至の祭りと結びついたといわれています。サンタクロースは4世紀ごろ現在のトルコあたりに実在した司教、聖ニコラウスがクリスマスの前夜に子ども達にプレゼントを配った伝説に基づいているようです。

次は、十二月が旬の食べ物について

朝夕の寒さが厳しくなり、風邪をひきやすい季節です。身体を温めてくれる根野菜やビタミンたっぷりの葉野菜、免疫力を高めてくれるきのこなどで風邪を予防しましょう。

  • 消化がよく低カロリー 冬に美味しい はくさい

白菜は、冬の鍋料理などに欠かせない食材の一つです。約95%も水分を含み、低カロリーでビタミンCも効率よく摂取できる健康野菜です。甘みがあり、その淡白な味は、肉や魚のうまみを上手に吸収します。また、他の食材との調和もよいので、薄味に調理して食べるのがおすすめです。煮た白菜は、体の余分な熱を冷ます作用を持ち、消化もよいので、かぜで熱が出た時に食べるのも良いでしょう。

  • さわらで成長を促進

さわらは回遊魚のため、地域によって旬の異なる魚で産卵期前後の脂の乗ったものが人気です。また、成長とともに名前が変わる出世魚です。栄養の特徴は、子どもの成長を促進するビタミンB2が豊富なこと。摂取した糖質や脂質、たんぱく質がエネルギーに代わるのを助け、粘膜や爪、髪、皮膚の健康を保ちます。さらにカルシウムの吸収を促進するビタミンDも含んでいます。塩焼きや照り焼き、ホイル焼き、蒸し焼き、ムニエル、フライなど幅広い調理法で旬の味を楽しみましょう。

 

  • 大みそかに年越しそば

年越しそばは、江戸時代中期からの習慣と言われています。そばのように細く長く達者で暮らせることを願い食べられてきたそうです。また、そばは切れやすいことから、今年の悪いことは切り捨て、新年に持ち越したくないという思いややせた土地でも力強く育つそばにあやかりたいとの思いからとも言われています。大みそかに昔の人たちがそばに込めた思いを子どもに話してみてもよいですね。